装飾が魅力のアンティーク家具:トレフォイル

トレフォイルというのはシトツメクサの葉の形をモチーフとして作られた三つ葉模様のことで、イギリスのアンティーク家具(特にシングルチェア)などには16世紀から使われるようになった技術です。1700年代のイギリスでは、各地の植民地からの輸入品が大量に流れ込んでいたので、東アジアやヨーロッパなどから流入した文化財や植物などからヒントを得て、様々な装飾技術が生み出されました。

植物などからヒントを得たこのようなアンティーク家具の装飾は、当時の植物ディーラーたちの働きなどとの関係性が深くなっていて、植物を取り扱っていたディーラーたちは日本や、その他のアジアの国々を旅して廻って、珍しい植物や、商品として売ることの出来る美しい植物などを探して廻りました。その結果としてイギリスでは様々な植物の種類が知られるようになりました。トレフォイルの場合にはゴシック教会建築に使われる技術として発展してきた歴史があり、教会の外壁の窓や、内部の壁の彫刻として使われていた装飾方法です。

ゴシックは日本では、黒と白のコントラストを基調とした派手さのないデザインであるという印象が強いのですが、アンティーク家具の場合にはゴシックのデザインはとても整っていて、装飾などに使われている彫刻なども美しいのが特徴なので、現在でも非常に人気のある家具となっています。アンティークの場合には基本的には派手さはあまりなく、落ち着いた雰囲気の色を使ったものが多いのですが、彫刻や細工の部分では、存在感のあふれているものが数多くあります。

中国のアンティークの場合は、透かし彫りの技術が多く見られていて、キャビネットなども特徴的なので、中国で生産された家具はすぐに見分けが付きます。基本的には清朝の末期に流出したものが売られていることが多く、日本でもインターネットを利用して購入することができます。価格は5万円から数十万円となっています。

アンティークの家具は日常的に手入れをすることが重要で、使い方を間違ってしまうと塗装が剥げてしまったり、金属の部品がサビでしまうことがあります。テーブルなどの場合は、飲食に使用されるのですが、アルコールや揮発性の薬品との接触を避けるようにして、コーヒーや紅茶などをこぼさないように注意しなければなりません。これらのものをアンティークのテーブルなどにこぼしてしまうと、テーブルの塗装が剥げてしまったり、塗装部分が変色をしてしまうので、高い修繕費用を支払うことになります。

Category: archive